お笑いコンビTKOの木下隆行(53)が、女性YouTuber青木歌音(32)から性被害を訴えられた件について、公式YouTubeチャンネルで謝罪しました。動画内で木下は、青木とホテルに行ったことや不機嫌になったことを認める一方、「強制ではなかった」と反論しています。
発端はSNSでの告発
1月25日、青木はX(旧Twitter)で「芸人さんと食事後、断ったのに腕を掴まれてホテルに強制連行された」と投稿。木下は30日にこれを受け、「2015年に番組で知り合い、食事後にホテルへ誘ったのは事実」と認めつつ、好意があった上での行動だったと主張しました。しかし青木は31日、再びXで「肉体関係を拒否したことで不適切な要求を受けた」と反論し、両者の主張が食い違う形となっています。
テレビ局の迅速な対応
木下は1月中旬、日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」の収録に参加していましたが、問題発覚後、同局は2月2日の放送から木下の出演部分をカットする対応を決定しました。この迅速な対応は、近年相次ぐ芸能界の性加害疑惑に対する社会的な敏感さを反映しています。
過去の騒動と再起の道のり
木下は2019年、後輩芸人へのパワハラ問題で所属事務所を退所。その後、相方の木本武宏(53)の投資トラブルを経て、2023年にコンビ復活を果たし、再び地上波への出演が増えていました。しかし今回の騒動は、復活後のキャリアに大きな影響を与える可能性があります。
法的措置の可能性も
関係者によると、木下側は青木の主張の一部が事実と異なるとして、名誉毀損での法的措置を検討しているとのことです。真相解明に向け、今後の動向が注目されます。
木下隆行 プロフィール
- 生年月日: 1972年1月16日(大阪府四條畷市出身)
- 経歴: 中学時代の友人・木本武宏と1992年にTKOを結成。94年「ABCお笑い新人グランプリ新人賞」受賞、2009年には「S-1バトル」で吉本以外初の月間チャンピオンに。2024年には「キングオブコント」に挑戦するも準々決勝敗退。
今後の法的対応やメディアの動向から目が離せません。