映画ファンの心を掴んで離さない「オーシャンズ」シリーズ。その最大の魅力は、豪華すぎる俳優陣で結成された犯罪ドリームチームにあります。それぞれが際立った個性を持ちながらも、ストーリーはスムーズで観やすく、キャラクター同士の絶妙な掛け合いがクセになる作品です。
ジョージ・クルーニー演じる超一流の詐欺師ダニー・オーシャンは、そのカリスマ性と計画力でチームを率いるリーダー。時折見せる不器用さや人間味に、観客も思わず引き込まれます。そんなダニーを支えるのが、ブラッド・ピット演じるクールで頼れる右腕、ラスティ。二人の絶妙なコンビネーションは映画ファンの間でも語り草となっています。
『オーシャンズ13』で物語は一旦完結したかに見えましたが、10年後、女性キャストをメインにしたリブート作品『オーシャンズ8』が公開されるなど、シリーズの人気は今も健在。2001年に始まった『オーシャンズ11』から『オーシャンズ8』まで、時代を超えて愛され続ける本シリーズの魅力を、全作品まとめてご紹介します!
『オーシャンズ11』(2001)

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刑期を終えて仮釈放されたダニー・オーシャン(ジョージ・クルーニー)は、出所するや否や大胆不敵な計画を胸に秘めていた。その標的は、ラスベガスのカジノ地下金庫に眠る総額1億5000万ドルの巨額な現金。オーシャンは、相棒のラスティ(ブラッド・ピット)を筆頭に、スリの名手や爆破のエキスパートなど、才能豊かなスペシャリストたちを集め、11人の犯罪ドリームチームを結成する。
しかし、完璧に思えた計画も、次々と予期せぬトラブルに見舞われ、道のりは波乱万丈。彼らは難攻不落とされる金庫を開け、ターゲットを手中に収めることができるのか!?
スリリングな展開の中に織り交ぜられるユーモアや、時折見せるお茶目なミスに思わずクスリと笑ってしまう一方、ここぞという場面でのクールな立ち回りに目を奪われる。11人の個性が絡み合い、見事に一つの結果へと繋がるラストはまさに爽快の一言。観終わった瞬間、彼らにもう一度会いたくなり、気づけば続編に手を伸ばしてしまう――そんな魅力が詰まった一作です。
『オーシャンズ12』(2004)

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ラスベガスの金庫から大金を盗み出し、勝利の余韻に浸りながら穏やかな生活を送っていたオーシャンたち。しかし、彼らの前に現れたのは、盗まれた金の持ち主である冷酷な実業家ベネディクト(アンディ・ガルシア)。彼は、元金に加えて利子をつけて返すよう脅迫する。追い詰められたオーシャンたちは仕方なく、新たな計画を立て舞台をヨーロッパへと移すが、獲物を何者かに横取りされてしまう。その犯人は、フランスの天才大泥棒「ナイト・フォックス」。今度は、オーシャンと再婚した妻・テス(ジュリア・ロバーツ)をメンバーに加え、12人となったチームでナイト・フォックスとの対決に挑む。
ジュリア・ロバーツ演じるテスの加入でさらに華やかさを増したチームは、複雑な人間関係と予想外の展開で観客を最後まで引き込む。物語の中で二転三転する駆け引きや、まだ新米扱いだったマット・デイモン演じるライナスの成長と活躍も見逃せないポイント。緻密に計算されたストーリーとユーモアに満ちたキャラクターのやり取りが絶妙に絡み合い、観る者を飽きさせないシリーズ屈指の面白さです。
『オーシャンズ13』(2007)

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ラスベガスに新たなカジノを建設する計画を立てていたルーベン(エリオット・グールド)。しかし、ビジネスパートナーだったホテル王ウィリー・バンク(アル・パチーノ)に裏切られ、心筋梗塞で倒れてしまう。この卑劣な行為への復讐を誓い、オーシャンズが再結成。かつての宿敵ベネディクト(アンディ・ガルシア)をも巻き込み、世界最高と言われるセキュリティシステムへの挑戦が始まる。
仲間のために立ち上がるオーシャンズの絆、そしてかつての敵が味方となる熱い展開は、シリーズファンにはたまらないものがある。ウィリー・バンク役には名優アル・パチーノが起用され、その存在感と緊張感が物語をさらに盛り上げる。不可能を可能にするオーシャンズの計画がどう進行するのか、一瞬たりとも目が離せない。豪華キャスト、痛快な復讐劇、そして緻密な計画――「オーシャンズ13」はシリーズの魅力を凝縮した最高のエンターテインメントです。
『オーシャンズ8』(2017)

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主人公は、伝説の犯罪者ダニー・オーシャンの妹、デビー・オーシャン(サンドラ・ブロック)。刑期を終えて仮釈放された彼女は、出所直後から1億5000万ドル相当の高級ネックレスを狙う大胆な計画を立てていた。相棒のルー(ケイト・ブランシェット)とともに、スキルもキャラクターも抜群なメンバーを集め、新生オーシャンズが華やかに始動する。
舞台は世界的ファッションイベント「メットガラ」。その華やかな場を利用した大胆不敵な計画には、サンドラ・ブロックやケイト・ブランシェットをはじめ、アン・ハサウェイ、ヘレナ・ボナム=カーター、リアーナ、サラ・ポールソン、ミンディ・カリング、オークワフィナといった豪華キャストが彩りを加える。女性たちならではの優雅で巧妙な手口が新鮮で、観る者を虜にする。
『オーシャンズ11』を彷彿とさせるストーリー展開も、シリーズファンには嬉しいポイント。スリリングでスタイリッシュ、そして何より華やかさが際立つ『オーシャンズ8』は、全く新しいオーシャンズの魅力を堪能できる作品です。
さいごに
映画「オーシャンズ」シリーズは、その洗練された犯罪計画、豪華なキャスト陣、そして観る者を引き込む巧妙なストーリー展開で、長年多くのファンを魅了してきました。それぞれの作品が独自の魅力を持ちながらも、共通してチームの絆や個性の融合が生む化学反応が観る者に爽快感とワクワクを届けてくれます。
リブート作品である『オーシャンズ8』も含め、どの作品から見ても楽しめるのがこのシリーズの魅力の一つです。まだ観ていない作品があれば、ぜひチェックしてみてください。そして、観終わった後には、もう一度「オーシャンズ」のメンバーたちに会いたくなること間違いなしです!